こんにちは、とおやま犬猫病院の院長、遠山伸夫です。
今回は、犬猫ちゃんの日常ケアのひとつである”爪切り”について、ブログを書いていこうと思います。
犬猫ちゃんも人と同じように爪が伸びます。
自然界において、動物の爪は自分の身を守るための武器であり、走ったり木などに登るための道具でもあります。
ところが、
お家の中で過ごすことが大半の犬猫ちゃんは、爪を使う場面がそれほど多くなく、そのままにしておくと、どんどん伸びていってしまいます。
異常に爪が伸びてしまうと、いろいろなトラブルの原因になってしまいます。
例えば、
・爪が伸びすぎて巻き爪となり、肉球や皮膚に突き刺さってしまう。その痛みでびっこをひいたり、傷口から血や膿が出てくる。
・伸びた爪が細い溝や隙間にはさまってしまい、爪が欠けたり、根本から折れてしまう。
・お家の壁紙や洋服などをボロボロに傷めてしまう。
・飼い主さんに、深い擦り傷や引っかき傷を負わせてしまう。
人であれば、爪切りを使って自分自身で爪を切ることができますが、犬猫ちゃんは自分で直接爪切りすることはできません。
散歩によく行くわんちゃんであれば、自然と爪がすり減って、爪切りをする必要がないと思われがちです。
しかし
実は「狼爪」という人の親指の爪にあたる爪は地面にほとんどつかず、散歩ではすり減らないため、いつの間にか爪が伸びていることが多くあります。
このように、犬猫ちゃん自身がケガをしたり、飼い主さんやお家が傷ついてしまわないように、定期的に爪切りをする必要があります。
早速、お家にいる犬猫ちゃんの爪が伸びていないかチェックしてみましょう!!
当院では病気の診察だけでなく、お爪切りなどの日常ケアだけの来院でも対応していますので、お家で切るのがちょっと苦手な方はお気軽にどうぞ(^.^)
また、お爪切りを自宅で頑張ってやってみたい飼い主さんには、そのやり方も指導させて頂きますので、お気軽にご相談ください。