とおやま犬猫病院
犬ちゃんと楽しいドライブ!!

こんにちは。とおやま犬猫病院の動物看護師、三浦です。
春も終わり、夏のように暑い日も多くなってきたので、
犬ちゃんを連れてお出かけをする飼い主さんが多いのではないでしょうか。
そこで今回は車に犬ちゃんを乗せるときに、
注意すべきことや用意しておくと良いものを紹介します。
☆車に乗せる前に気をつけること
犬ちゃんと一緒に生活していると、
ドッグランに連れて行ったり、病院に連れて行ったり、トリミングだったり
いろいろな場面で犬ちゃんを自動車に乗せることがあると思います。
喜んで車に乗り込んでくれる犬ちゃんがいる一方で、
車に乗ると緊張してブルブル震えてしまったり、乗ること自体を嫌がる犬ちゃんもいます。
この現代社会で便利な車は欠かすことができない乗り物なので、
あなたの犬ちゃんのクルマに乗ることへの苦手意識を克服させてあげましょう。
まずは、具体的なトレーニング方法や車に乗る準備を順番に紹介していきます。
犬ちゃんが車に乗るということが怖いことだと思わせないように
家で止まった車に乗る練習をしておくと良いです。
犬ちゃんを車に乗せ、おやつをあげたりおもちゃをあげたりして
車に乗ると楽しいことがあるんだと覚えさせます。
はじめは止まった車で練習し、次第に少し運転してみるなど
距離を伸ばしていくと慣れていきます。
また、犬ちゃんは病院が怖いところと思っているかもしれません。
病院に行くときだけ車に乗せていると、「車=怖い」と感じてしまうこともあるので、
ドッグランなどいろいろなところに連れてってあげるといいかもしれないですね。
ご飯はドライブの2〜3時間前には済ませておくようにしましょう。
直前に食べると車酔いをして吐いてしまう恐れがあります。
トイレも事前に済ませておきましょう。
万が一に備えてペットシーツやタオルなどを用意しておくといいですね。

☆車に乗っている時のポイント
あなたの犬ちゃんが車に乗ることに慣れてきたとします。
では、「車のどこに乗せればいいのか?」「車内の温度設定は?」など、
実際に車に乗っている時のポイントを説明していきます。
犬ちゃんを乗せる場所は、揺れの少ない後部座席や後部座席の床などが良いです。
助手席に乗せる場合は、運転の妨げにならないように注意が必要です。
車内の温度は20度前後を心がけると良いとされています。
また、直射日光や直接クーラーが当たることのないように配慮します。
休憩は1時間に1回程度は行うようにしましょう。
外に出て体を動かさせてあげたり、トイレをさせてあげたり、
もちろん十分な水分補給も忘れてはいけません。
サービスエリアやドライブインにドッグランが併設されていることが増えてきているので、
事前に下調べをしておくと良いですね。
外に出すときは飛び出す防止などを防ぐためにも車内でリードをつけてから出すようにしましょう。
もし犬がドライブ中に酔ってしまったら
ティッシュペーパーやウェットティッシュ、ビニール袋などで処理し、
脱水症状にならないように水分補給もさせましょう。
車酔いとみられる症状
・大量のよだれがでる ・震える ・そわそわする ・あくびをする ・嘔吐する
窓の外を見ていたり、風にあたっている場合は
人間と同じで酔いそうだったり、酔っているのを紛らわそうとしているのかもしれません。
外の景色がおもしろくて見ている場合もありますが、
注意して見てあげるといいですよ。
最後に、犬ちゃんを車に乗せる際に用意すると良いものチェック表を用意したので、
参考にしてみて下さいね。
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□ ゲージまたはドライブシート(前後の背もたれにハンモックのように引っ掛けて使用するシート)
□ タオル
□ 水
□ 排泄物を処理する袋
□ ペットシーツ
□ 消臭スプレー
□ リード など
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P.S.
それでも、車酔いしやすい犬ちゃんは酔い止めを飲ましてあげることで、
快適なドライブを楽しむことができます。
当院で一度診察をさせて頂き、その子にあった酔い止めのお薬を処方することが可能なので、
お気軽にご相談ください。