こんにちは。とおやま犬猫病院の動物看護師、三浦です。
皆さんの家のワンちゃんは
食事中に体やご飯の入ったお皿を触ろうとしたら怒ったり
食事を終えたお皿を片付けようとしたら
唸ったりして怒ったりしませんか?
このような行為を「フードガーディング」と言い、
自分の餌をとられないように守っているのです。
そのフードガーディングにより、食事中に近づくだけで唸ったり吠えたり、
ときには噛み付いてしまうワンちゃんもいます。
当院でのしつけ相談でも、たびたび悩まれているワンちゃんの飼い主さんから、
どうしたらいいの?とご相談を受けます。
では、実際にどうやってなおしていけば良いのでしょうか。
本ブログで具体的な方法を2つ紹介します。
①お皿に近づく手に慣れてもらう
まずはリードをお部屋のどこかにくくりつけて
お皿に1粒ずつフードを入れていきます。
最初は投げ入れる感じでも良いでしょう。
もしこのとき唸ったり欲しがったりしたら
与えずに他の方を見るようにしましょう。
手を近づける=欲しいものがもらえると関連付けていくのです。
②おかわり制にする
いつも食べているフードの量の10分の1程度の
フードをお皿で与え、食べ終わったら
お皿を取り、また10分の1程度入れて与えます。
つまり計10回ほど繰り返すというわけですね。
このときもリードをつけてどこかにくくりつけておくといいかもしれません。
これを繰り返していると
「噛まずに待っていたらもっとご飯がもらえる」
「唸らずにいよう」
と学習していきます。
「ご飯を食べ終わったのにお皿を片付けようとすると噛む」
そんなワンちゃんもぜひ①か②を試してもらいたいのですが、
朝の忙しい時に、時間がとれないなんて人もいると思います。
そういった場合には
ご飯を食べ終わったあとにワンちゃんを少し離れたところに呼んで
とっておきのおやつを一口与えます。
そしておやつを食べている間に、食器を片付けてしまうという方法もありますので、
こちらも実践してみるといいかもしれません。
時間がとれるときには①か②も試してみてくださいね。
どんなしつけもそうですが、一朝一夕でできることはほとんどありません。
すぐに教えたことができなくても、
焦らずじっくりと根気強くしつけを行っていきましょう。
特に、今回のフードガーディングに対するしつけ方法は、
しつけを行っているあなたが怪我をしたり、怖い思いをしないように、
リードを部屋のどこかに固定することで安全を確保しながら、
じっくりと行っていきましょう。
P.S.
もっと詳しく知りたい方や、
実際に目の前でしつけているところを見てみたい方などは、
あなたのワンちゃんと一緒に来院して頂ければ、無料でしつけ指導をさせて頂きます。
電話でのお問合せにも対応していますので、まずはお気軽にご連絡ください。
TEL:0573−67−8288