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要注意!! 乳腺のしこり

Monday, February 29, 2016

こんにちは。とおやま犬猫病院の院長、遠山伸夫です。

 

今回のブログは、絶対に見逃してはいけない

犬猫ちゃんの「乳腺のしこり」について書いていきます。

 

想像してみてください。

飼い主であるあなたは、ある休日に一緒に暮らしている犬猫ちゃんと楽しくスキンシップしています。

その犬猫ちゃんは上機嫌でお腹を上に向け、あなたにお腹を撫でて欲しがっています。

あなたは大好きな犬猫ちゃんのその甘えた姿に癒やされながら、お腹を優しく撫でてあげます。

するとあなたの手は、お腹のあたりの皮膚にコリッとしたものに気付きます。

よくよく観察してみると、犬猫ちゃんの乳首の近くにその「しこり」があることを見つけてしまいました。

 

と、このような感じで「乳腺のしこり」を主訴に動物病院へ来院する方は多いです。

特に多いのは、避妊手術を行っていないメス(♀)の犬猫ちゃんです。

 

犬で10~11歳、猫で8~12歳、

いわゆるシニアの年齢になった♀の犬猫ちゃんに多く「乳腺のしこり」は発見されます

 

では、この「乳腺のしこり」とはどんなものでしょうか?

あなたには、ある病気がもう頭の中に浮かんでいるかもしれません。

 

そう、最も一般的なものとして乳腺腫瘍が挙げられます。

人医療でも、テレビに取り上げられたりと認知度の高い病気のひとつです。

 

この乳腺腫瘍その名の通り腫瘍性疾患のひとつです。

腫瘍には良性のものと悪性のものがあり、

悪性といわれるものはリンパ節や肺などの他の臓器に転位し、命を奪ってしまう危険性があります。

そして、この乳腺腫瘍にも良性と悪性のものがあります。

 

メス(♀)の犬ちゃんに発生する乳腺腫瘍の50%が良性、

そして残りの50%が悪性だと言われてます。

一方、メス(♀)の猫ちゃんに発生する乳腺腫瘍は約90%が悪性と報告されており、

一旦出来てしてしまうと治療が困難となります。

 

乳腺腫瘍の治療法として最も有効なのは、全身麻酔をかけ手術で全て取り除くことです。

しかし、乳腺のしこりをとったら、そこで治療終了ではありません

 

取り除いた乳腺腫瘍は必ず、動物専門の病理医が診断を下す病理組織検査を行います

先ほどあったように、その乳腺のしこりが本当に乳腺腫瘍なのかを判定しなければいけません。

 

なぜならば、乳腺のしこりは乳腺腫瘍だけではなく、他の腫瘍でも起こりうるからです。

乳腺腫瘍であったなら、良性か悪性かを判断する必要があります。

また、腫瘍がその手術でしっかりと取りきれたかも判断しなければいけません。

 

一見すると、回りくどい手順を踏んでいるように見えますが、

この病理組織検査があなたの犬猫ちゃんにとって非常に重要なのです。

 

なぜならば、

その病理組織検査の結果、つまり確定診断を得ることにより、手術を終えたあなたの犬猫ちゃんの「これから」がわかるからです。

 

もし病理組織検査をせず、確定診断がわからないままだとします。

 

乳腺腫瘍ではない他の腫瘍であった場合、

抗がん剤などの追加治療を行うことにより、あなたの犬猫ちゃんの寿命が伸びる可能性があります。

しかし、病理組織検査を行っておらず確定診断を知る由のないあなたは、

自分自身で犬猫ちゃんの希望を捨ててしまうことになります。

 

乳腺腫瘍であった場合でも、

予想以上に腫瘍が根をはっており全てを取り切れていなければ、

もう一度手術を行い、根治を目指すことができるかもしれません。

 

もちろん、病理組織検査をしなくても、

良性の乳腺腫瘍が取りきれていれば問題はないかもしれません。

 

ただし、

そんな不確実な「たられば」と、大切なあなたの犬猫ちゃんの「これから」を

天秤にかけることができればの話ですが...

 

一度なってしまうと、命を脅かす危険性がある乳腺腫瘍。

過去のブログにも書きましたが、

避妊手術を早期(初めての発情前後)に行うと、犬猫ちゃんの乳腺腫瘍はほとんどできなくなります

 

犬猫ちゃんが繁殖を予定していないのであれば、

なによりも早期の避妊手術による乳腺腫瘍の予防がオススメです。

現在、避妊をしていない大人の犬猫ちゃんであれば、

普段のスキンシップとともに乳頭やその周りにしこりがないか、しっかりチェックしてあげて下さい。

 

今回のブログ冒頭であったように、

あなたの犬猫ちゃんの体にしこりを見つけてしまったら、出来るだけ時間をおかずに当院までご相談下さい。

しこりの状態や犬猫ちゃんの全身状態をしっかりと把握し、

最善と考えられる治療法を提案させて頂きます。

 

 

P.S.

しこりが小さいからといって、そのまま放置しておくと...

急激に大きくなったり、悪性であった場合は転移してしまったりと

手遅れになってしまう危険性があります

 

このブログを読んで頂いたあなたは、そのことをぜひ忘れないでくださいね。

 

 

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