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  • Writer's pictureとおやま犬猫病院

保定(ほてい)1


こんにちは、とおやま犬猫病院の院長の遠山伸夫です。

最近は、朝晩の気温もだいぶ落ち着いてきて、過ごしやすくなってきましたね。

ただし残暑によって、日中の気温が上昇することもあると思われるので、まだ熱中症には気をつけて下さいね。

さて、今回のブログは「保定」と書いて”ほてい”と読むのですが、獣医療には欠かすことのできない技術について書いていきます。

この「保定」という言葉、日常生活ではあまり聞き慣れない言葉ですね。

まず、どのような事を指すかというと、わんちゃん・ねこちゃんを始めとした動物たちに安全な処置を行うために、動かないように身体を支えることです。

言葉で書くととってもシンプルなんですが、この「保定」を上手に行うには、経験と知識、ある種のコツを身につける必要があるんです。

獣医師はもちろん、動物看護師やトリマーなど、動物に対して医療やサービスを行う人が最初に習得すべき技術と言っても過言ではないと思います。

というのは、保定なくして安全かつ良質な処置を行うことは困難だからです。

私も学生時代に大学病院での診療を補助するにあたり、まずこの保定を教員や研修医、ゼミの先輩の方からみっちり教えて頂きました。

そして大学卒業後、獣医師として東京での病院勤務を始めたばかりの頃は、先輩獣医師や動物看護師の方に厳しくも優しく指導してもらいました。

私を含めた当院のスタッフも数年のトレーニングの甲斐あって、わんちゃん・ねこちゃんの姿勢を上手くコントロールする技術を身につけ、今日の診療に生かされています。

具体的な保定技術に触れるのはまたの機会としますが、動物病院で「保定」という言葉を聞いたら、”あのブログに書いてあったことだな”って思い出してみてください。

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