top of page
Search
  • Writer's pictureとおやま犬猫病院

肛門腺絞り?


こんにちは。とおやま犬猫病院の院長の遠山伸夫です。

今回は、前回ブログの「爪切りしていますか?」に続いて、日常ケアのひとつである犬猫ちゃんの肛門腺絞りについて書いていきます。

いわゆる肛門腺とは解剖学的には肛門嚢と呼ばれ、名前から予想されるように肛門の近くにあり、独特の臭いの液体を出す袋状の構造物です。

この肛門腺から出る液体ですが、日常生活の中では犬猫ちゃんがびっくりした時に出たり、うんちをする時に一緒に出たりすることがあります。

しかし、

この肛門腺が溜まってしまうと

・お尻を地面にこすりつけたまま歩く

・お尻をしきりに舐める など

飼い主さんが気付く行動をすることがあります。

もし肛門腺が上手く排出されないと、炎症を引き起こしたり、破裂してしまうこともあります!!!

これらの状態になってしまうと、お尻の辺りから出血したり、元気食欲が低下するなどの症状が認められ、動物病院での治療が必要となります。

お家で定期的に肛門腺絞りができれば、肛門線トラブルを未然に防ぐことができますが、なかなかうまく絞れない飼い主さんが多いのも事実です。

ちなみに、本ブログでは肛門線絞りの仕方に触れていません。

なぜならば、

文章でやり方をお伝えするより、実際に注意点やコツを指導させて頂きながらの方が、不用意に肛門線破裂などを起こすリスクを避けたり、犬猫ちゃんに負担をかけないと自負しております。

まずは、上に挙げた肛門線が溜まっているような行動に気付かれたら、当院までお気軽にご相談頂ければと思います。

来院して頂ければ、当院スタッフが肛門線絞りをさせて頂きます。また、お家での肛門線絞りをトライしてみたい方は、そのやり方も指導させて頂きます。

57 views0 comments
bottom of page