こんにちは。とおやま犬猫病院の動物看護師、三浦です。
本年も定期的にしつけブログを更新していきますので、
楽しみにしていてくださいね。
では、2018年最初のしつけブログです。
今回は、実際に当院の飼い主さんからも相談があった、
散歩中にリードを噛んでしまうわんちゃんが、なぜリードを噛んでしまうのか、
またその具体的な対策方法(しつけ)を紹介したいと思います。
散歩はわんちゃんも飼い主さんも
楽しいものでありたいですね。
そんな散歩中に、あなたのわんちゃんはリードを噛んでいませんか?
もしそうであるならば、やはり理由が知りたいでしょうし、
解決策も知りたいはずです。
なぜ、わんちゃんはリードを噛んでしまうのでしょうか?
その理由を3つあげてみましょう。
1.リードを噛むことが遊びになっている
わんちゃんがリードを噛んで引っ張ったとき
人も引っ張ってやめさせようとしてしまいがちです。
しかしこれを繰り返すとわんちゃんは
「引っ張り合いっこだ!」と遊んでくれているという
認識をしてしまいます。
2.ストレスがたまっている
飼い主さんとのコミュニケーション不足である、
いやな叱られ方を日常的にされている、
散歩が楽しくないなどといった理由で
ストレスがたまっていると
そのストレスを発散させようとリードを
噛んでしまう場合があります。
3.散歩に慣れていない
単純に散歩に慣れていないわんちゃんは
いやがってリードを噛んでしまうことがあります。
子犬はの場合はこれは何かと口に入れて
確かめている可能性もあります。
以上、大きくわけて3つがリードを噛む理由としてあげられます。
では、この理由をふまえて、
どのようにリードを噛まないようにしつけていくか、
次に具体的な改善方法を紹介していきます↓↓↓
改善策①:リードを替える
リードを噛むことが遊びになっているわんちゃんは
ゆらゆらしないように短めのリードに
替えてみるのもいいかもしれません。
長いリードのままの場合でも
飼い主さんが短く持つことで噛まないように
コントロールをしていきます。
改善策②:離すコマンドを教える
わんちゃんに教えておくと便利なコマンド集で紹介したように、
わんちゃんが噛んでほしくないものを噛んだときに
離させるコマンド(はなせ、ちょうだい、オフ)を
教えておくと便利です。
改善策③:楽しい散歩をする
リードを噛んでしまう理由でもあげたように
散歩が楽しくないがゆえのストレスから
リードを噛んでしまう場合は、
散歩の内容を改善する必要があります。
例えば、首輪に負担がかからないような歩き方をする、
十分ににおいをかぐ時間を与える、
ゆっくり歩いたり走ったりコースを変えるなどなど
あなたのわんちゃんが楽しめる散歩を心がけましょう。
改善④:ダメだと教える
①や③を試しても噛んでしまうというわんちゃんには
ダメだと教えるトレーニングをしてみましょう。
方法は、まずわんちゃんがリードを噛んだら
飼い主さんは「ダメ」と言います。
ここで大切なのは冷静に低い声で言うことです。
高い声で言ってしまっては
遊んでくれると思われてしまいます。
そしてわんちゃんが飼い主さんの声にひるんで
リードを離したら、落ち着かせるために
「おすわり」や「フセ」などをさせます。
落ち着いたらまた散歩を再開させましょう。
そして噛んだらまた繰り返しです。
解決策のすべてにおいて、共通して大切なことは、
リードを噛まれても飼い主さんが引っ張らないこと、騒がないことが第一です。
いつでも、わんちゃんと楽しい散歩ができるように
ぜひ実践してみてください。
P.S.
当院では、無料にてしつけ相談を随時受付けているので、
お気軽にあなたのわんちゃんと一緒に来て下さいね(^^)
TEL:0573−67−8288